さいたま市の空き家(売却・査定・巡回管理・賃貸・改築・解体・買取)対策のお手伝いいたします
さいたま市の空き家(売却・査定・巡回管理・賃貸・改築・解体・買取)対策に対応

”恥をかかない”言葉の教室


シソと大葉

■Q■ 刺身などに添えられている、ふちどりがギザギザの葉っぱを私は子供のころから「シソ」と読んでいますが、スーパーでは「大葉」と表示されていることが多いようです。別物ですか。

 

■A■ 1つのものが各地でどう呼ばれているかを調べた資料によると、だいたい、中部地方から東日本の日本海側と近畿地方では「大葉」と呼ばれています。スーパーでは、赤ジソを「シソ」、青ジソを「大葉」と区別している店が多いようです。

おたずねの答を先に書けば「シソ」(ただし青ジソ)と「大葉」は同じものです。

では、どうして呼び名が分かれたかというと「大葉」はもともと、青ジソの葉を束ねたものを指していたようです。「大葉」の生産日本一を誇る愛知県豊橋市が1962年ごろ商品名として使ってから全国に広まったという説もあります。

 

情報提供

さいたま市の空き家(売却・査定・巡回管理・賃貸・改築・解体・買取)対策に対応するミユキプロテック


方丈記

■Q■ 古典の授業で習った鴨長明の『方丈記』に、東日本大震災を思わせるような記述があると聞きました。どのように描かれているのでしょうか。

 

■A■ これは実際に起こった災害の記録です。描かれているのは1185年7月9日に起きた大地震の様子です。

 

「山は崩れて河を埋み、海は傾きて陸地をひたせり。土さけて水わきいで、巌(いわお)われて谷にまろびいる。渚漕ぐ船は波にただよひ、道行く馬は足の立ちどをまどはす・・・」とあります。

 

当然、文語体ですが、平易な言葉で淡々と綴られているだけに、おおよその感じはつかめるでしょう。新聞・雑誌もテレビもインターネットもなかった分、この随筆は貴重な記録としての重みを備えています。あれから6年の歳月が流れ、今尚復興事業が進んでいない地区もあるそうです。「温故知新」古臭い言葉ですが、未来を築く上では決して過去を無視をしてはいけないということなのでしょう。

 

情報提供

さいたま市の空き家(売却・査定・巡回管理・賃貸・改築・解体・買取)対策に対応するミユキプロテック


主語はどっち?

■Q■ NHKの人形劇『新三銃士』を見ていたら「俺が酒臭いのではなく、酒が俺臭いのだ」というセリフがありました。決してそんなことはないのに妙に納得してしまうのはなぜでしょう。

 

■A■ 脚本を担当している三谷幸喜さんの力が大きいと思います。「俺」という主語が「酒」に置き換わることで生まれる面白さですね。たいていの事態はこのように、主語の位置で変わります。警察官が強盗した場合には「強盗が警察官をしていたのだ」という例えに説得力があります。新聞記者は新人時代に「犬が人を噛んでもニュースにならないが、人が犬を噛めばニュースになる」と叩き込まれます。つまり「主語」の大切さを教えられるわけです。今回の参院選でも、タレントと議員のどちらを主語にするかが当落の決め手になった候補者が多かったと思いませんか。

 

情報提供

さいたま市の空き家(売却・査定・巡回管理・賃貸・改築・解体・買取)対策に対応するミユキプロテック


波紋を投げる?

■Q■ 不用意な発言で辞任に追い込まれる大臣が少なくありません。その影響を表すのに「大臣の一言が波紋を投げかけた結果」というような言い方をしますが、おかしくないですか?

 

■A■ 新しい内閣がスタートしました。口の悪い評論家は早くも、何人の辞任者が出るかなどと予想しています。参院選がらみで政治に関する報道も増えてきました。お尋ねの言い方に対する違和感は「波紋」と「投げかける」の組み合わせでしょう。改めて説明するまでもなく、波紋とは水面に幾重にも広がる円形の模様を指します。水面に消えては表れる模様をつかんで投げるのは、どう考えても無理です。「波紋が広がる」と「一石を投じる」を勝手に合体させたのが違和感の原因です。2つとも、よく似た状況で使われるため、このような混同が起こるのでしょう。

 

情報提供

さいたま市の空き家(売却・査定・巡回管理・賃貸・改築・解体・買取)対策に対応するミユキプロテック


おじぎの5秒ルール

■Q■ 不祥事のたびに謝罪会見が開かれます。見ていると、幹部が揃って頭を下げますが、頭を上げるタイミングも同じです。聞こえないくらいの小さな声で合わせているのでしょうか?

 

■A■ 「沈黙は金」という諺があるように、音声として発しなくても無言で伝わる言葉があります。謝意を表すおじぎは、その最たるものでしょう。企業広報関係者の虎の巻には「おじぎの5秒ルール」という項目があります。それによると、会見に先立つおじぎは、頭を下げてから5つ数えるのがコツ。ただし、1ケタだと速くなりがちなので、頭に100を付け、101、102と数えると、105でちょうど5秒になるそうです。幹部のタイミングが揃うのはそのせいでしょう。ちなみに、米国では英語で1001、1002と数えて1003までと教えるそうです。

 

情報提供

さいたま市の空き家(売却・査定・巡回管理・賃貸・改築・解体・買取)対策に対応するミユキプロテック


すがすがしさ表す「さ」

■Q■ 進むべき道や方向が分からなくなることを「迷う」といいますが、似た言葉に「さ迷う」という表現があります。この違いはなんでしょうか。

 

■A■ 「迷う」は道ばかりでなく、ものを選ぶときや正常な心を失う場合にも使います。これに対し「さ迷う」には、あてもなく歩き回るニュアンスがあります。ですから、白か黒かを「迷う」ことはあっても「さ迷う」ことはありません。「迷う」の語調を整えるために「さ」を付けたのが「さ迷う」です。この他にも、時期が早くて若々しいという意味を表すために付けられる「さ」があります。漢字なら「早」があてられます。例えば、早苗(さなえ)、早乙女(さおとめ)、早蕨(さわらび)といった言葉です。「さ」が付くだけで、すがすがしい感じがしますね。

 

情報提供

さいたま市の空き家(売却・査定・巡回管理・賃貸・改築・解体・買取)対策に対応するミユキプロテック


布団は、かけるか着るか

■Q■ 「蒲団(ふとん)着て寝たる姿や東山」という有名な句があります。蒲団は着るのではなく、かけるものではないかと思うのですが。

■A■ 最近は「蒲団」という字を読めない若い人が増えています。「蒲団」は現代表記では「布団」と書きます。昔のふとんは蒲(ガマ)の葉で編まれていたので、この字を充てたといわれています。それが布製となり、現代の表記になったそうです。

 

 さて、おたずねの「着る」か「かける」かですが、この句は京都の東山を描いたものですから、西日本の方には違和感がないと思います。山陽・四国地方では帽子も「着る」というそうです。「着る」がしっくりこないと感じるのは東日本の方のようです。例によって、この問題は正誤ではなく、地域性によります。

情報提供

さいたま市の空き家(売却・査定・巡回管理・賃貸・改築・解体・買取)対策に対応するミユキプロテック


「右」を考える

■Q■ 日に日に言葉の数を増やしている近所の幼稚園児にいきなり「右って何?」とたずねられました。とっさに「左の反対」と答えましたが、もっと気の利いた説明はないでしょうか。

 

■A■ 講談社の『日本語大辞典』は2300ページという厚さの割には「南に向かって西のほう」とあっさりした説明です。大修館書店の『明鏡国語辞典』には「人体を対称線に沿って二分したとき、心臓のないほう」と解説されています。また、独自の解釈でファンの多い三省堂の『新明解国語辞典』によると「アナログ時計の文字盤で1時から5時が刻まれた側」だそうです。辞書によって、実にさまざまな考え方があるものです。わざわざ心臓まで持ち出すほどでもないのにとあきれたり、デジタルではダメだからアナログと断っているのかと感心したり……。


「お」と「ご」の使い方

■Q■ メールを書いていて、相手からの返事が欲しいことを伝えるのに「お返事」とするか「ご返事」とするか迷ってしまいました。意味は同じだと思うのですが、正しいのはどちらですか?

 

■A■ 漢字で書くと、どちらも「御」ですから、確かに意味は同じです。にも関わらず2種類の言い方があるのは、続く言葉が「和語」か「漢語」かの違いによります。一般的に、和語には「お」を、漢語には「ご」を付けます。例えば「気遣い」は和語ですから「お気遣い」、「注文」は漢語ですから「ご注文」とするのが自然です。お尋ねの「返事」は漢語ですから、本来は「ご」を付けるべきですが、日常的には「お返事」のほうが優勢であるようです。「食事」も漢語ですが「ご食事」とは言いません。ですから、どちらが正しいかというより、気分の問題だと思います。


蛙の子は蛙

■Q■ 飲食店を営む知人の息子が修行を終えて、親の店で働き始めたので「蛙の子は蛙だね」と励ましたら怪訝な顔をされました。ほめ言葉のつもりだったのですが、何かおかしいでしょうか。

 

■A■ おたまじゃくしは成長するにつれ、姿を変えて蛙になります。しかし、それ以上のものにはなりえません。子は親に似るもので、平凡な親からは平凡な子しか生まれません。つまり「蛙の子は蛙」という表現には「しょせん」という含みが込められているのです。怪訝な顔をされたのは、そのせいでしょう。ですから、結果的に親をけなすことになるわけです。一見、ほめているようで、実は親をけなしているという意味では「鳶(とび)が鷹(たか)を生む」という言葉も注意が必要です。どちらも、当事者の前で口にするのは避けたほうが良さそうです。

 

情報提供

さいたま市の空き家(売却・査定・巡回管理・賃貸・改築・解体・買取)対策に対応するミユキプロテック


「ゆう」と「いう」の違い

■Q■ 「言う」ということばを「ゆう」と発音することがありますが、これをそのまま文字にすると、子供っぽい感じがします。これって、誤りですか?

 

■A■ 結論を先にいうと、現代の仮名遣いとしては文句なく誤りです。ただし、発音する場合には、かなり大目に見られているのが実情です。日本語に限らず、実際の発音と表記が異なることはよくあります。最も身近な例では「~へ」は「he」と書くのに「e」と発音します。「~は」は「ha」と書くのに「wa」と発音します。落語などでおなじみの「坊主の髪と嘘はゆったことがない」は「(髪を)結った」と「(嘘を)言った」を「ゆった」に掛けた言葉遊びです。言葉は生き物であり、道具でもありますから、法律的に白黒つけるのは相応しくないと思います。