
相続する上で知っておきたい空き家の固定資産税について
空き家の相続ですが親の死後、子供が相続するパターンで多くみられます。
親が住んでいた住居に誰も住む人がいなくなったとき、家をどうするか?考えなくてはなりません。
しかし葬儀の後は身辺整理などまだ忙しいですし、家となると金額も大きいものなので簡単には決定できないことでしょう。
そこでひとまず「保留」といった形をとるのは珍しいことではありません。
ただし覚えておいてほしいのが固定資産税についても親の死後すぐに相続の対象になるという点です。
家については維持費がかかります。その中の1つが固定資産税です。空き家でも固定資産税が発生するのでその点は忘れないようにしておく必要があります。
相続については親の生前などあらかじめ決められていれば楽なのですが、そうではないケースがほとんどです。
高齢化社会が進む日本では高齢の親たちの痴ほうなども問題となっており、相続計画云々
どころではないパターンも少なくありません。
またそもそも生前に相続についてしっかり取り決めをし、遺書を残すといったケースが少ないも現状です。誰しもそうですが、親の死などは考えたくないものです。
空き家の相続にあたり、まずは固定資産税がどのくらいなのか?という点を確認してみま
しょう。
固定資産税については建物の価値とともに価格が変動します。新築当時は高いのが普通です。年数とともに建物の価値が下がり、税金も下がるといった形になります。
去年と同じといったケースもありますが、来年の支払いはもっと少なくていい可能性もあります。
また自治体にもよりますが何らかの制度に引っかかれば税金が一部免除されることもあるかもしれません。空き家の相続についても1度役所で相談してみるといいでしょう。
相続については妻や子供が相続するのが通例です。相続者が2人いれば2人のいずれかあるいは折半といった形になります。
このように誰がどう対応するか?という点についても話あう必要があります。
空き家については長期保留はおすすめできません。みなさんもニュース等でご存じかと思いますが、 空き家の崩壊や衛生問題、放火トラブルなどがあとを絶たなく社会現象となっています。
人口減少をたどっている日本では当然ながらこれからどんどん増えていく課題の1つですが、相続した以上責任も相続することになるので早めに対処法を決めましょう。
できれば相続前に相続後はどうするか?といった点を話会うのがベストです。
こうしたことも実際自分でやってみないとわからない面もあるかと思います。経験者やプロのアドバイスをしっかり聞いて検討することが大事です。