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これからは家は買うな!

「負動産」時代の到来

今から30年も前、日本では「土地神話」が絶頂期を向かえ、「バブル時代」という言葉通りあの好景気は泡の如く消え去ってしまいました。それ以降、一時的に土地の価格は持ち直してきましたが、あのバブルを感じさせるような時代はありません。土地の価格や価格の上昇率がバブル期を超えた地域も確かにありますが、それもごく一部の地域でしかも駅近の資産価値の高い不動産であり、バブル期のように日本全国の不動産が高値に転じているわけではありません。

 

供給過多になった分譲住宅の空き家や賃貸住宅の空室が今は大きな問題となり、昔のように土地があれば云々の時代は完全に崩壊。相続税対策で建てたアパート・マンションも空室が増え、入居者獲得のための空室対策の奇策は後を絶ちません。費用ばかりがかかってしまい「、入居者を入れるも地獄、入居者が出るのも地獄」の時代です。

 

この波が今、一般の方を襲っています。それが親から受けた実家の空き家化。持ってるだけで税金や管理費は掛かり、有効利用しようとするとリフォーム代が掛かり、解体すると解体費が掛かり、その上増税にも。

 

空き家を解体して一時的に月極駐車場へ転用した土地も、2023年にはバブル期に次元立法で施工された「生産緑地法」が期限を迎え、その生産緑地だった土地が市場に大量に流れ込み、土地の価格は大きく下落することが予想されます。そうなれば、「不動産」は確実に「負動産」となるでしょう。

 

さいたま市の空き家(売却・査定・巡回管理・賃貸・改築・解体・買取)対策のお手伝いいたします